忍者ブログ
☆…All were young in those days.…☆ ------ みんなあの頃は若かった ------
2025/03/15/Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008/03/03/Mon
ある物語を発見
是非是非、すーっごく良い物語なのでご紹介させてください!
皆ちゃまも泣いてください。
(アタシは最後のおばあちゃんの一言「生まれかわってまたうちへおいで」・・・更に号泣しました。)






ぼくの名前はジーコ、推定年齢18才の老犬です。


この名前は3年前、今のお父さんがつけてくれました。
サッカーの神様 ジーコのファンだったからだそうです。


以前の名前はわかりません。
シロとかチビとか言われて いたような気もしますが・・・・・・。


どこで生まれたか、どこで飼われていたかも、あまり覚えていません。
多分、首輪をしていたからどこかの家の飼い犬だったのでしょう。


ぼくだって子犬の時がありました。
昔の写真は全然ないけど、多分こんな感じのかわいい子でした。
そのころ少しだけ、人間の子供にかわいがられたような気がします。
でもそれ以後、可愛がられたことはなくて、いじめられてばかりでした。


ずっと目が痛かったけど、お医者さんにつれて行ってもらえませんでした。
今は全く目が見えません。
車にひかれて死にそうになった時もだれもかまってくれなかったです。
足の骨がおれたまま かたまって、ちゃんと歩けません。


そんなぼくだったから、前の飼い主さんにすてられたのかもしれません。
犬は野生の生き物じゃないので、山にすてられてもすぐに死んでしまいます。
お腹がすいてフラフラになり、体中の血をダニにすいとられて動けなくなりました。そして、カラスがぼくの目をつついて殺そうとねらっていました。
そんな時に、今のお父さんがとおりかかって、ぼくを助けてくれました。


生まれてはじめてお医者さんに行きました。
おいしいものも食べたので、だんだん元気になっていきました。
お父さんは1週間くらい、元の飼い主をさがしてくれました。
ぼくは内心、見つからないでほしいといのっていました。
だって、このおうちはとてもいごこちがよかったのです。


あちこちのお医者さんにみてもらいましたが、ぼくの目や足はもうなおらないそうです。
それに、フィラリアという恐ろしい病気におかされていました。


お医者さんは安楽死をすすめました。
お父さんは「お前、くるしかったら 安楽死しようか」と言いました。
ぼくは言葉を話せなかったけど「死にたくないよ 助けてー!」と必死で体全体でうったえました。


そんな願いが通じたのか、やがてこのおうちの子になれました。
でも、最初は家の中で飼ってもらえませんでした。
部屋のあちこちで オシッコをしたからです。


お庭でオシッコすることを覚えて、やっと家の中の子になれました。


ぼくの家族は人間のお父さん、お母さん、おばあちゃんと、犬とネコの妹3匹です。


妹たちはぼくより若いけどこの家では先輩なので、ぼくなりに気をつかって暮らしています。


ぼくは目が 見えないから、よく妹たちにぶつかるのです。そんな時にしかられたりします。


特に ネコのフーちゃんは急におこり出したりするから、ちょっと苦手です。


お父さんは音楽の仕事をしているので、いつも歌声やピアノやヴァイオリンが鳴っています。
音楽は何となく心がいやされて好きです。


お母さんとおばあちゃんがぼくの世話をしてくれます。
お母さんは犬のお仕事をしていて、ワンワン語がわかるので 助かります。


このおうちにはあまりお金がないのに、僕たちに最高の食べ物を買ってくれます。
それに具合が悪くなるとすぐにお医者さんにつれて行ってくれます。
何か恩返しを したいのですが、いい考えがうかびません。


最初、お医者さんには1年で死ぬと言われましたが、もう3年生きています。
来た頃は妹たちと一緒に散歩をしていましたが、いまではすっかり歩けなくなりました。
特にあの事件以来、立つのがやっとになってしまいました。


つい最近のことなのですが、ぼくはひとりでお外へ出てしまい、みぞに落ちてしまいました。
そのうち奥の方に入りこんで、動けなくなってしまいました。
みんなが必死にさがしてくれているのはわかったけど、もう体力がなくて大きな声で返事できなかったのです。


せまくて寒い土の中で、二日間ずっともがき続け、体中キズだらけ、お腹はペコペコ、のどはカラカラになりました。
意識もなくなってきて「ああ ここで死ぬのかな」とあきらめかけました。
でも、最後の力をふりしぼってワン!と鳴きました。


それは朝の4時だったけど、お母さんの耳にかすかに聞こえました。
最後は親切な消防士さんが 来てくれて、ぼくは助かったのです。


お父さんもお母さんもおばあちゃんも泣いていました。
ぼくもうれしくて胸が熱くなりました。
また命を 救われました。


それ以来足がますます弱って、ほとんど歩けなくなってしまいました。
1日に何回もお母さんにだかれてオシッコに行きます。
朝の4時でもオシッコに行きたくなってバタバタするとお母さんは起きてくれます。
お世話ばかりかけて情けないです。


ぼくは幸せです。
目が見えて歩きまわってた時より、今の方が幸せです。
なぜなら、ぼくを愛してくれる家族が いるからです。


ぼくたち犬は、人の愛がないと生きていけないのです。
人のそばが大好きなのです。


3年前までのぼくは、はっきり言って不幸でした。
15年間、いつもひとりぼっちで、さびしくて死にそうでした。


でも前の飼い主さんをうらんだりしません。
元々ぼくたち犬の心は、人をうらまないようにできているのです。
ただ、自分が悲しいだけなのです。


でも以前のぼくのような不幸な犬はたくさんいます。 世の中から不幸な犬がいなくなれば いいなと思います。
人々がもっとぼくたちの 気持ちをわかってくれるようになればいいなと思います。


ぼくはもうすぐ死ぬと思います。
お父さんやお母さんのそばで死ねれば、それで満足です。
もし思い残すことがあるとすれば、それは、もっと早く、このおうちに来たかったということです。
目が見える時に家族の皆さんに会いたかったです。
一度でいいからお父さんやお母さんの笑顔が見たかったです。


これからますます、からだが弱っていくと思いますが、1日1日を大切に生きて、たくさんの思い出を作りたいと思います。






【ジーコの飼い主から一言・・・】
ジーコは事故の10ヶ月後、2003年8月1日に亡くなりました。
我が家で4年8ヶ月を過ごしました。
人に優しくされたことなどほとんどなかったと思いますが、人間が大好きな優しい犬でした。
「生まれかわってまたうちへおいで」とおばあちゃんが言っていました。


眠っているような安らかな顔でした。





PR
COMMENT
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
ぅぅぅぅ(号泣)
ダメだ・・(大泣)
mie 2008/03/04(Tue)01:26:09 編集
はじめまして
いいお話をありがとうございます。
何気ない我々のこの日々の有難さを改めて再認識させられました。
ジーコの最期がとても温かいものとなって良かったです。
チャック 2008/03/04(Tue)01:36:04 編集
mieちゃま
ねっ!!
イイ物語でしょ~っ
でも号泣だよねぃっ(T_T;)
Betty 2008/03/04(Tue)16:43:38 編集
チャックちゃま
こんにちは!
ご訪問頂きましてありがとうございますm(_ _)m
このような心温まる物語がもっともっとこの世の中に広まって欲しいです。
Betty 2008/03/04(Tue)16:46:59 編集
TRACKBACK
この記事にトラックバックする:




カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
プロフィール
HN:
Jack & Betty
性別:
非公開
自己紹介:
Bettyはバブル絶頂期に六JでJackにナンパされ結婚エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マヂ?
未だ幸せは続いているΣ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!
Jackが学生時代(中学・高校)に通っていたディスコは横マハ・新宿「東亜会館」特にGB彡☆
Bettyの学生時代は学業に専念(ナーンツッテ…Ψ(`∀´)Ψケケケ)
今ではスッカリ落ち着いた生活をしています(?)≧▽≦(爆っ)
アクセス解析
現在見てる人
Jack&Bettyメール
お天気情報
。・。・☆。☆・。・。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ にほんブログ村 家族ブログ 共働き夫婦へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代の生き方へ ブログランキング・にほんブログ村へ
最新CM
[10/15 アレって本当に効果あるの?blog]
[11/30 Betty]
[11/30 mie]
[06/13 Betty]
[06/13 ramchan]
フリーエリア
痩身、ブライダルなどのエステサロン比較
ダイエット食品比較




Infoseek News Service

Infoseek stock



身長 cm
体重 kg


最新TB
ブログ内検索
Design by Nijiko [SUCUREなオカメインコ]
忍者ブログ [PR]